ネットでウィンドウショッピングする人の心理とは？

「ネットでウィンドウショッピング」という行動に、決まった名称はなく、また、ショッピングサイトも多々あり、何を見ているかは人それぞれです。

ネットでウィンドウショッピングをする人は、実店舗でウィンドウショッピングをする人と同様、楽しみや快楽のためにしている人が多いです。

通販サイトでウィンドウショッピングをする人の心理・行動

購入する気はないのに、ネットでウィンドウショッピングしているのには理由があります。

現実の買い物とは違い、時間や他人の目を気にせず、純粋に商品やトレンドを眺めることを楽しむことができます。

実際に手に入れた後の自分を想像したり、「これを買ったら楽しいだろうな」と期待したり、検討している段階が、ドーパミン（快楽物質）が最も分泌されるタイミングだという研究もあります。

実店舗のように移動する必要がなく、価格、仕様、レビューを簡単に比較でき、最も良い商品を選べます。

Amazonの欲しいものリストに入れておいて、欲しいものを探している人はたくさんいます。

特に目的がなくても、サイトを巡る中で思わぬ商品に出会い、新たな興味や買いたいものが見つかる可能性があります。

店員さんへの気兼ねなく、高額な商品や買いにくい商品でもじっくりと見て回ることができます。

24時間いつでも、自宅のベッドの上など好きな場所ででき、便利であることも理由です。

PCで見ている人はブラウザから、スマホで見ている人はショッピングアプリから見ている人が多いです。

例は、ZOZOTOWNや楽天ファッションなど、各ショップが集合型のサイトです。

今や通販で洋服を買う人はとても多く、ファッション通販サイトを見ている人は多くいます。

今季の新作、流行の色、人気ブランドのコレクションなどを眺め、ファッションのトレンドを把握することができます。

プロのモデルの着こなしや、全身のスタイリングを見て、自分の服の着回しや買い足すもののヒントを得られます。

また、ハイブランドや高額な商品はなかなか実店舗に入りづらく、ネットでは簡単に見れます。

例は、無印良品やロフト、東急ハンズ、francfrancなどの雑貨店です。

最近はオンラインストアがあることが多く、実店舗だけでなく、ネットでウィンドウショッピングする人は多いです。

家具の配置や色の組み合わせ、おしゃれな雑貨の使い方などを寝転がりながら、家で見ることができます。

また、家にいるので、メジャーなどで測って、部屋に取り入れることも容易です。

クリスマス、お正月、新生活など、季節やイベントに合わせた雑貨や飾り付けを見ることも多いです。

例：Amazon、ヨドバシカメラ、楽天市場、価格.comなど。

最新のスマートフォン、パソコン、スマート家電などの新製品情報やレビューを見ることができます。

家電は高額になることもあり、ネットでレビューを見て、各店舗を物理的に回る手間もなく、じっくりと決めることができます。

ロボット掃除機や高性能な調理家電など、「生活をより豊かにする」系のアイテムに興味のある人がネットでウィンドウショッピングしています。

プラモデル、アウトドア用品、手芸品、本や漫画など、趣味に関連する商品を眺め、次に挑戦したいことや欲しいものをリストアップしている人もいます。

アート・アンティークといった、購入は難しいものの、珍しい美術品や歴史的な価値のあるアイテムを見て知的好奇心を満たす人もいます。

旅行サイトのパックタイプの行程表を見るのが好きな人もいます。

海外旅行のツアーを買わずに眺めて、いつか行きたい場所や体験したいアクティビティを探し、夢を膨らませています。

ネットでウィンドウショッピングの言い換え表現は、直接的なものはいまのところありません。

多くの人が、購入はしないものの通販サイトを見ている、購入しないもののお気に入り登録だけする、カートに入れるだけ、と言った行動はしていますが、名称はないです。

似たような言葉で、ネットサーフィン、ネットショッピング、ブラウジングというものはあります。

ネットでウィンドウショッピングは、「見ているだけで楽しい」「いつか買えたらいいな」「トレンドがわかる」寝ていてもできる気軽な娯楽です。

ネットでも現実でも、見るだけで楽しんでいることに変わりはありません。

実店舗では、周囲のお客さんの様子がわかりますが、家だと「自分だけがネットでウィンドウショッピングしてる？」と思うこともありますが、相当数の人がネットでウィンドウショッピングしています。