ウィンドウショッピングは、「買わずに見るだけ」というシンプルな行動ですが、心理や効果、楽しみ方には様々あります。
本記事では、ウィンドウショッピングの楽しさや、楽しんでいる人の心理・楽しみ方、また、ウィンドウショッピングをすることによる効果やメリットについて解説します。
ウィンドウショッピングの「楽しさ」とは?
ウィンドウショッピングの「楽しさ」とは、視界から得られる情報をもとに妄想したり、新しいトレンドや流行を目で見て楽しむことにあります。
妄想を楽しむ
新しい服、最新の家電、おしゃれなインテリアなど、見ているだけでも楽しいですが、
見ているだけでなく、「それを使っている理想の自分」をイメージして、未来のポジティブな妄想をしています。
「この服を着てあのカフェに行ったら素敵だろうな」「このソファがあったら、休日はもっとリラックスできるなぁ」といった妄想をしています。
実際には、経済的にも、家のスペースからも全て購入することはないのですが、考えるだけで楽しいのです。
ポジティブな妄想は、映画や小説を楽しむのと同様に、日常を忘れられるリラックス時間です。
また、「いつかこんな暮らしやファッションがしたいなぁ」という今後を頑張る活力にもなります。
美術館のように見て楽しむ
商業施設やショッピングモール、デパートは、プロのディスプレイデザイナーやバイヤーが趣向を凝らした展示空間でもあります。
季節ごとのトレンドカラーの服や雑貨、綺麗に陳列された商品ディスプレイ、最新コスメなど、眺めているだけでわくわくします。
服やコスメ、雑貨を眺めて歩くことは、美術館やギャラリーを巡るのと同等の視覚的な刺激を与えます。
無料で最新のコスメやファッション、トレンドに触れられる、身近なギャラリー展として活用しています。
ウィンドウショッピングによる効果
ウィンドウショッピングにより得られる効果は、主に「ストレス解消とダイエット」「感性が磨かれる」ことにあります。
ストレス解消とダイエット
美しいものや好きなものを見ている時間は楽しく、日常から離れストレス解消になります。
また、広いモールやビルを歩き回ることは、ウォーキングと同等の有酸素運動になります。
好きなものを見ながらであれば、苦痛を感じずに数千歩、時には一万歩以上歩くことも珍しくありません。
適度な運動はセロトニンの分泌を促し、気分の落ち込みを防ぎます。
感性と審美眼が磨かれる
多くの良質な商品に触れることで、自分の中の「物を見る目」が養われます。
「A店とB店の違いは何か」「なぜこの商品は高いのか」といった観察を繰り返すうちに、本当に良いものを見抜く目(審美眼)が養われます。
いろんな商品を見ることで、実際に買い物をする際の失敗を減らし、満足度の高い購入につながります。
ウィンドウショッピングの楽しみ方
一般的に、大型ショッピングモールなどをくまなく回ることをおすすめしますが、以下のような楽しみ方もおすすめです。
「心の欲しいものリスト」をつくる
気に入ったものがあれば(撮影可能な場所なら)写真を撮るか、スマホにメモをしておきます。
「いつか自分へのご褒美の欲しいものリスト」を作るのです。
その場では買わなくても、リストが溜まっていくこと自体がコレクションのような楽しみになります。
また、時間を置くことで「本当に欲しいもの」だけが選別され、衝動買い防止にも役立ちます。

普段いかないような場所に行ってみる
普段いかないような場所に行くことで、感性や視野が広がり、今後の人生にも良い影響を与えます。
例えば、一般的にオススメされるウィンドウショッピングの場所は、以下に挙げられますが、
- 大型ショッピングモールや駅、ショッピングビル
- 無印良品やロフトなどの雑貨店
- 本屋
- 家電量販店
- ショッピングモールの洋服売り場
- francfrancなどのインテリア店
- ロクシタンなどのハンドクリーム店
- コスメショップ
- カルディなどの食料品店
普段いかないような場所でお勧めできる場所は、以下のような専門店です。
- ヨーロッパの家具やインテリアのみを扱う家具店
- 絵が売ってあるインテリア店、美術品店
- 鉱物・天然石専門店
- スパイス・ハーブ専門店
- アロマ・香水店
- 美容電化製品店
- 盆栽、観葉植物専門店
- キャンドル専門店
- ペットショップ
- トイザらスなど玩具店
- ギフトショップなど贈り物ショップ
- 靴下専門店
個人的なおすすめの楽しみ方
大きな本屋のあるショッピングモールへいき、くまなく本を立ち読みしたりします。
(例に挙げると、大阪梅田の蔦屋書店は、とても大きな本屋で、通路が広い上に、なんと椅子まであります!また、大人な落ち着いた雰囲気で、頭が良くなったような気持ちになれます。)
普段は見ない画集、写真集をのぞいてみたり、最近はどんな本がベストセラーなのか特集コーナーがあったりするので、流行もわかります。
また、かねてよりメモしておいた、欲しい本リストを普段から持っておき、試し読みをすることもおすすめです。
購入したい本を見つけたらメモするなり、後日購入するなりして、疲れたら近くのカフェや休憩スペースで休むこともウィンドウショッピングの醍醐味です。
駅やバス停が近いロケーションにある本屋は、待ち合わせ時間の時間つぶしにも最適です。
まとめ:ウィンドウショッピングは頭を使った高度な遊び
ウィンドウショッピングは、お金を使わずに「想像力」を使って楽しむ高度な遊びです。
得られるのは、商品そのものではなく、新しい発見や、ワクワク、そして「自分の欲しいもの」を一覧にまとめられる体験です。
次に街に出る時は、ぜひ「買うため」ではなく、「感性を磨く」ために、商品棚を回ってみてください。
新しい発見や、感性が磨かれ、視野が広がること間違いなしです!

