「ただ見て楽しむ」ウィンドウショッピング自体に違法性はありませんが、場合によっては迷惑になるため注意が必要です。
本記事では、ウィンドウショッピングについて、迷惑になる注意すべきポイントや、迷惑をかけずに楽しむ方法について解説します。
ウィンドウショッピングは「迷惑行為」になる?
状況や行動によっては、お店や他の買い物客にとって迷惑行為と見なされる可能性があります。
お店や店員さんの営業、他のお客さんの購入の邪魔になるようなことは避ける必要があります。
以下に、迷惑になるポイントやマナー違反になりかねないポイントをまとめました。

長時間の滞在
時と場合によりますが、長時間の滞在は迷惑行為になることがあります。
特に小規模な店舗や混雑している時間帯に、商品を購入する気がないにもかかわらず、試着室を長時間占有したり、店内の休憩スペースに長々と居座ったりすることです。
小規模な店舗での長時間滞在は、接客人数が限られてくることや、他のお客さんの購買の妨げになるため、やめておきましょう。
また、混雑している時間帯は、特定の棚の前にいても邪魔になり、他のお客さんが買いたくても買えない状況になりやすいため、避けるのが無難です。
過度な質問や試用、試着
購入の意思が全くないにもかかわらず、店員さんに質問を繰り返したり、何度も試着・試用したりすることは、迷惑行為となる可能性があります。
特に試着は、無料ではあるものの、試着した服には少なからず人間の垢や髪の毛、においが付着したり、タグが曲がったり、畳み方にルールがあるなど、お店側に負担がかかる行為です。
店員さんの労力を疲弊させたり、試着後の後片付け業務が発生したり、客引きや別の業務の妨げになるため、店員さんへの過度な接触や、試着・試用はほどほどにしましょう。

店舗内でのマナーの無い行動
大声での会話や通話、店内で走り回る、飲食禁止の場所で飲食をする、ゴミを放置するなど、非常識な行動は、当たり前のことですがやめておきましょう。
他にも、スマホでのビデオ撮影や、ディスプレイや棚に寄り掛かる、商品をたくさん触って指紋や傷を与える、商品を乱雑に配置を変えたり無関係なところへ戻す、などといったこともやめておきましょう。
特にスマホカメラについては、明確に制限されていないことが多いものの、他のお客さんが嫌がる・不快になる可能性があり、カメラの行き過ぎた利用は避けておくべきです。
お店の入り口を塞ぐようなこと
お店の前でショーウィンドウを眺めている際、店の出入口や通行の邪魔になる場所に長時間立ち止まることはやめておくべきです。
こじんまりしたお店の入り口は1つしかないこともあり、お店の前で入り口やメニューを塞ぐように立つことは迷惑になります。
また、入り組んだ狭いお店は、通行の邪魔になることが多いため、立ち止まることは避けたほうが無難です。
他のお客さんの妨げになること
特定の棚や商品を、ただ見ているだけで長時間占領し、他のお客さんが手に取れない状態にすることは迷惑行為です。
他のお客さんがいる場合は、人気商品の棚の前に立ち止まったり、家電量販店でマッサージチェアを占拠したり、立ち読みに夢中になったりすることはNGです。
店内の通路の真ん中で立ち止まったり、友人との私語に夢中になったりして、他のお客さんの移動を妨げになっていないかにも注意が必要です。
お店によっては、禁止事項がある
お店によっては、「撮影禁止」「喫煙禁止」「飲食禁止」「座り込み禁止」「ペットの持ち込み禁止」などルールがあるため、事前に確認しておくことも重要です。
禁止されていなくても、お店によってルール化されていない迷惑行為もあるため、「禁止されていないから大丈夫だ」と思い込まないようにする必要があります。
また、店員さんから注意を受けたり、退店を求められたりした場合は素直に従う必要があります。
ウィンドウショッピングは「冷やかし」と思われない?
お店側の人にとって、ウィンドウショッピングは「冷やかし」とは思われません。
上記の迷惑になるポイントを避けて、マナーのあるウィンドウショッピングであれば、むしろ歓迎されることがほとんどです。
バンドワゴン効果といって、多くの人や他の人が支持しているものを、良いと思う心理的効果と同様に、お客さんがいるお店は、他のお客さんも入っていきやすいのです。
そのため、お店にお客さんがいる状態は、他のお客さんの客寄せにもなり、お店側としてはうれしい効果があるため、基本的には歓迎されます。
まとめ:マナーを守ってウィンドウショッピングを楽しもう!

ウィンドウショッピングは、ストレス解消や情報収集に役立ち、運動にもなる行動です。
マナーを守って、店員さんや他のお客さんの迷惑にならない範囲であれば、違法性はなく迷惑行為になりません。
基本的には、ウィンドウショッピングは、お店にとって見るだけでも歓迎されており、好意的に受け取られることがほとんどであるため、
他のお客様や店員さんに配慮した上で、快適なウィンドウショッピングを楽しみましょう。

